雑司ヶ谷幼稚園お知らせ(旧)
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  新・一年生のコメント
    Date : 2007/06/22 (Fri)
 小学校ッテ イツ遊ブノ? 小学校ッテ ヤリタクナイコトバッカリ
シナキャイケナインダネ! 日本の組織的教育体系に初めて組み込まれた
一年生のセリフ(お母さんが語ってくれました。)そして、しみじみと
幼稚園ハ良カッタ、幼稚園ハ楽シカッタ! ・・・ その幼稚園、決して
‘自由に遊んで’ばかりいたわけではありません。一週のうちどれだけか、
文字を見たり・ことば探し・詩の朗誦・数数えたりの時間もありました。
だから、みな卒園時には平仮名に 漢字まで少し読めて、きれいに側転も
できて、・・・。でも、それは皆 面白い遊びの一部。笑い、競い合って
楽しんだことども。それぞれのペースに合わせて・さらに周りの励ましを
受けて 頑張った成果です。どうして小学校では ヤリタクナイコト ばっかり になる?
  
授業参観で、既にして一斉行動にはまりきった一年生や、たとえば
語りの人の話にノッテ静聴しない低学年児を叱りつける教師に出会うとき、
子どもの肌あいの柔らかさが小学校ではどうなるのか、気になります。*

「すべてのことに正しい答えが必ず・しかも一つだけ ある、とは限らない」
「自分の頭で考え・判断し・行動すべき時がある」
------日本の文化風土には そぐわないこと  でしょうか?
   子どもには まだ不要なこと でしょうか? 

*炎暑の動物園で、熱中症寸前なのに初対面の他児に遠慮して水を飲もうと
 しない小3児、燃える火を手にしてアツイ、アツイと言いつつ火を手離す
 許可を大人に求めたなど、身を守る基本を失った信じ難い事例もあります。


  新学期、子どもたち・・・
    Date : 2007/05/12 (Sat)
  入園式から一ヶ月。 いま ほぼ全員 落着いて遊びほうけています。
親離れが案じられて、部屋の隅に暫く親に座ってもらう覚悟までした人が
何のことやら。初日からすっと離れて全然目立たず。
 オカアサンワ? オカアサンワ イツクルノ? と号泣して母を求め続け
て周りの親を羨ましがらせた坊や。連休半ばからコロっと変って遊び始め、
でも草臥れると イツクルノ? が再発。泣いてる頃から、家では楽しげに
園の様子を話すし登園拒否などトンデモナイ、とはお母さんの話。

新・一年生が時に雄姿を見せに寄ってくれます。ランドセルも板につき
背もすっくり伸びて凛々しい先輩に、在園児も ア、・・・チャンダ! と
物珍しげ。学校オヤスミダカラと2年生が弁当持参で一日来たり、幼稚園
は懐かしい楽しいところ。上下の交流も良いものです。
  一つ 面白いこと。五月二日、‘塾’(低学年の勉強のおさらい)に来た
一年生に、ボク ダレダカ ワカル? オボエテル? と訊かれてびっくり。  
つい先日の入学式でも会ったし、ウチの子(卒園児)忘れる筈ないでしょ!
は大人の思い込み。‘ひと月足らず’が、子どもには 大人の一年ぶんくらいも
経たように感じられる? 頭ではよく分かっているつもりで、これだけ はっきり
示されると、驚き、一瞬 絶句しました。子どもの主観的な時間の長さ、重み。
われわれが向き合っているのは、さらに幼い(=より早い時間流にいる)子ども
たちなのです。 


  今年度最後の‘お話’:『語り」古屋和子さん(2月27日)
    Date : 2007/02/27 (Tue)
 何にする?と訊けば、毎回 コワ〜イ ハナシ! となる子どもたち。
たまには‘しみじみした話’にして欲しいと、今日は あらかじめお願いして
おきました。で、『ビロードの兎』と『狐の窓』。
最初のざわめきの後、年長・中の殆どは さすがに し〜んと聴き入り、(途中で
ちょっと怖くなったか甘えてか、先生のお膝や背中にしがみつきつつ)二つ目の話
まで集中はたっぷり持続 ----- 真青な花の咲き乱れる野で白い子狐に出会った猟師が
指を青く染めてもらい、その手で小窓を作って覗くと・・・ (みな真剣な顔でした)

 気になったこと。のっけに、「みんなの いちばん大事なもの、なーに?」と
問うたときの応え。まず挙がったのはゲームの数々(次から次、いろんな種類がある
んですね)。それから、オカネ!(賛同の声が幾つも続く)。答えの三番目のグループ
は、カゾク!(両親、祖父母、ほか)。四番目に、(少々誘導して)オモチャ!
これも、ひとたび出ると次々同類が挙げられました。4〜6歳児の‘大事なもの’、
中身と(付和雷同的な)その出方、今どきの子は、と見るか、どこか空恐ろしさを
感じたひと時でした。
来年度、子どもたちが どんな反応を見せてくれるか、6月が楽しみです。


  一日入園
    Date : 2007/02/14 (Wed)
 春からの新入児たち、すっと在園児にまぎれ込んで どこへ行ったやら?
の子、お母さんの傍を離れない子、ちょこっと行っては戻る子、・・・。
帰りも、緊張から疲れて早々 カエロウ!とぐずるのや、逆に モットアソブゥ!
と様々。在園児も、お兄さん・お姉さんを演じたり、意識しつつも そ知らぬ顔で
何度もそばを通ったり、誰がいようが関係なく自分の遊びに没頭したり、・・・。
生憎の雨で庭へ出られない子どもたちの発揮するエネルギーに新入りさんは圧倒
されていましたが、ここで こんなに大きく立派に見える年長児が、あと一月余り
で小学生になると、そこでは最小・最弱グループ。次のステップへ、新たな一歩
から始めることになります。でも、三年の時をへだてる ふた組の子どもたち。
幼い子どもの育ちの凄さ、そこに携わる責任の重さ、を改めて噛みしめます。


  一日早い節分
    Date : 2007/02/03 (Sat)
 今年のオニは去年とほぼ同じスタイル。もじゃ髪、真っ赤な体、銀の長〜い爪
の手で太い棍棒を握り、のっしのっしと勇ましく・・・の筈が、アッという間に
棍棒はひったくられ、周りじゅう子どもだらけで豆つぶての嵐。(子どもを踏む
まいと)かがむオニはこずかれ・蹴飛ばされ・髪を引っ張られ・・て、かぶった
鬼面の袋がずれて目も見えず。ズレを直そうと慌てるオニ、コッチダョ!と
面を直してくれる子、むしり取った銀の爪を帰るオニに差し出す子(有難う!
とオニは受け取った)、オニに抱えられて怖いどころか喜ぶ子、・・・。
 去年のオニはひたすら怖がられ、夜トイレに行けなくなった子までいたのに、
雰囲気だいぶ違いました。今回、オニの‘権威’を認めたのはごく少数:しっかり
背を向けて‘見えないものは存在しない’を決め込む年少児、ちょっぴり怯えて
先生にしがみつく子(その後、遠くから ちゃんと豆を投げつけました)、など。
オニが消えると身元探し あれこれ:アレハ人間ダ、〜チャンノパパダ、
オスノオニダ、人間ガ オニニバケタンダ、・・・。楽しく戯れ、しかし、やはり
安心のため、‘怖いやつじゃない’証拠探しが要るらしい。
(去年とは別の卒園生のお兄さん。いずれも、殆どしゃべらない・中が見えないのに、
子どもの反応の変りよう、面白いものでした。)


  語る そして 聴く : 古屋和子さん
    Date : 2006/11/30 (Thu)

「むか〜し むかし・・ 」と始まると、胸の奥の深〜い処に響いてくる。
闇と炎と風の炉辺が なぜか思い起こされる。いちども そこで語りを聴いた
覚えはないのに、大人たち、からだに受継がれた何かが 蠢きだす・・・。
稚い子は、ことばで表すことは あまりしない 代わりに、応えは全身。
古屋さんの話はどんなふうに届いているのだろう?

前回、七月の時と比べても、子どもの反応は だいぶ違いました。
じっくり聴くより、自分の言いたいことを言いたい、ひとに釣られて同じことを
繰返すなど、かなり強く現れました。もちろんベテラン古屋さん、それらを巧みに
取上げ あるいは縫って盛り上げますが、せっかく たっぷり本物に接する機会、
勿体無いナと思いました。子どもたち、言いたいことを充分聴いてもらっていない
のか、‘そこに自分も参加したい’で すぐそうするのか、たぶん、両方。

  子どもの帰った後の茶飲み話。いまの日本、生活の中のゆとり と言うか、
‘人間らしい暮らし’が消えていることが話題にのぼり、しかも、慣れて それが
当りまえ、苦しいと感じない人〜子どもが増えていること。哀しく恐ろしい・・
 今回、年少さんが最後まで ほぼ全員参加。年中・長の何人かは、周りがガタガタ
しても全く動ぜず、話にしっかり集中してました。一見 聴いていないようで実は
ちゃんと聴いている、のが子ども。種が芽吹いて実を結ぶまで、山野に降った雨が
地表に出るまで、自然は時に膨大な時間をかけますが、そのように、子どもへの刺激
が生きて身になるまで、時は本来かかるもの。目に見える結果をすぐ求めるのではなく、
基本は子どもの可能性を信じつつ、“幼な子には最良のものを!”を貫いてゆきます。
 古屋さん、次回は2月。その時の反応〜変化が楽しみです。


  マラソンを始めました
    Date : 2006/11/17 (Fri)
  秋。恒例の朝マラソンを 年長さんは始めました。
園のある一角〜公園わきをぐるぐる何周するか、子ども次第。道の角の
お目付・守り役には、近くの大学生のお姉さんも目と手を貸してくれます。
担任は子どもたちを少し甘く見て、最初だし 多くて10周、の予想が
大ハズレ。 最低10周、最高は26周! それも、「もう あがろうよ」
と声をかけての終わり。ホント、体力・気力ついてきました。

 今日、金曜日は、定例‘ひまわり遠足’。代々木公園へ、勇んで出かけて
行きました。往復もちろん歩きと電車、エスカレーター・エレベーターは
使わず、(原則、)車内でイスには座らない。遊具など何もない所で頭と体と
目いっぱい遣って仲間と遊びまくり、たいてい泥だらけで帰って来るので
親は洗濯が大変ですが、こうした積み重ねが子どもたちの逞しさを造ります。
4月の頼りなさとくらべて格段の育ち。この頃は、いつ小学生になっても
不思議でない、感じの子たちが ぐっと増えて来て、心強い限りです。


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