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■ はや5月も末--- |
ご無沙汰しました。大晦日、旅先で園の大黒柱が背骨を折り、救急車往復13時間余り、入院・加療・・で、てんやわんや。最近やっとボチボチ復帰、諸々動きだしたところです。
4月入園式後、子どもたちには新たな出入りもありましたが、教師陣は前年度と同じ。さらに育休の教師が時々戻って来て、花も実も添えてくれます。以前、堀合先生とさしで話す貴重な折に、「保育で何が一番大切か?」問うた時、少し考えられ、「無心になること」と答えられた、と。先生の心が(少なくとも思いとして)生きていると嬉しくなりました。
顧問の先生がこのところ超多用で、代わりに第2顧問(堀合先生のもと、現場20余年から教える側に回った方)が3歳組に時折入ってくださり、その助言はさすが的確。先生の精神が近しく感じられます。「毎年、子どもが変わるから教師も変わらないと・・」と言っておられたのを思い出します。いずれも、そこに向けて精進する、よりないですが・・
■ 新しい年に |
2013年が 皆様にとっても 良い年でありますように
お蔭様で64名の子どもたちと今年も無事に終えました。
4月、様々なご助力のもと 3年越しの書類づくりが実り、たぶん最小の学校法人誕生!と、喜ぶ間もなく、なお諸手続き山積。
お役所関連仕事の大変さをイヤと言うほど味わっています。 でも、子どもたちは最高:小学校での活躍ぶりも次々耳に入り、
“一人ひとりを大切にする保育だからこそ”と親が言ってくださり、心熱く嬉しいと同時に、幼児期の教育の重さを改めて肝に銘じております。
新年度、厳しいこともありますが、上記の原点を大切に進んで参ります。
今年も どうぞよろしく お願い申上げます。
■ 来年度の園児を募集しています |
2013年4月からの入園児を募集中です―――面接は10月31日(水)午後。
(ご都合のある方は、ご連絡〜ご相談ください。my-zoshigaya@bz01.plala.or.jp)
3歳児(24名):2009(平成21)年4月2日〜2010(平成22)年4月1日生まれ
5歳児(若干名):2007(平成19)年4月2日〜2080(平成20)年4月1日生まれ
雑司が谷の丘の上に、90年前、アメリカから来た宣教師たちが設立したのが始まり。規模は今も程良く小さく、
小さいからこそ一人一人の個性によく目を配れるし、異年齢児との係わりも濃く、
あたま・こころ・からだ のバランスとれた保育ができます。
雑司が谷は古い街並:東京のド真ん中には珍しく木々が多くチョウや虫も結構いて、‘虫博士’が生まれたりします。
音の聴取りやフラッシュカードなど日々ささやかな‘お勉強’が積もると、いつしか むちゅうで本を読むようになっている・・・
人生の大事な土台つくりの幼児期;しっかり全身を使って遊び/学びつつ 他者との係わり方(社会性)を
身につけ、21世紀を生き抜き・世界に羽ばたき伸びる力がつくでしょう。
■ 一学期 ぶじ終わりました |
一学期と夏期「預り」、お蔭さまで大きなケガもなく、終了。感謝です。
先週土曜日はOB/OG会とも言うべき教会のお泊まり会、小学生以下26人、中学生以上(時限参加とも)20人超の盛況。
その後も、30年ぶりに現れて ついでにいろいろ こき使われてくれた元・坊やなど、折々に卒園生が顔を見せてくれるのが
ここの良さ。大・高・中学生が気付けば同じ中学で打ち解けたり、初対面が屋上で夜明け近くまで話込んだり、異年齢交流も盛んです。
夏休みの「預り」中にも中・高・大生が交代のように来てくれて子どもたちは大喜び。さすが逞しいお兄さん先生は別格です。
・・この頃、学校によってはボランティア制度があるとか、生かし方によっては、街角遊びや若者宿が消えた昨今、面白い試みと思われます。
それでも、かつて ある大先輩が言われたように、‘文化の差より世代の差の方が大’は真実と、折りにふれ
実感します。“当たり前”の大きなズレに気付かされるたび、トシだ!と、世代感覚の差に愕然とし、
世代交代の時期か、と考えます。それでも尚、いけないことは いつになっても いけないこともあるのだ、と
気を取り直して進み続ける日が続く・・・
なおなお酷暑の中、皆様もお元気で過ごされますように。
■ 2013年度の3歳児を募集します |
園案内の送付や見学を希望される方は、メールでお知らせください。my-zoshigaya@bz01.plala.or.jp
<オープン・スクール>
2012年9月19日(水)、9時30分〜11時ごろ
(この日ご都合のつかない方は、ご連絡ください。)
[園の歴史]
1923年、アメリカから来た宣教師たちが作りました。第二次大戦で敵国人として帰されて
閉鎖。1955年に再開、2012年4月に学校法人 雑司ヶ谷学院となりました。
木造園舎は惜しまれつつ鉄骨鉄筋のがっちり建物になりましたが、雑司が谷の丘の上、
こぢんまりと家庭的な園です。----土と芝生の庭を走り廻って遊び、リズム運動や遠足で
からだ(=土台)が鍛えられ、日常的に漢字やフラッシュカードにふれ、小規模園だからこそ
異年齢児との繋がりも濃く、からだ・あたま・こころのバランスよい保育で 一人ひとりの
発達を見守ることができます。
豊島区の私立幼稚園の協定で園バスはありませんが、朝8時からと終了後〜5時30分の
預かりはしています(水曜午後は本物の日本文化に触れる特別プログラムも設けています)。
21世紀を生きてゆく子どもたち、それぞれの力をいっぱいに伸ばしてゆけるよう、感性豊かな
お子さんに より豊かな環境つくりを 日々努めています。
■ 自分の頭で考え、進む子たち |
少し前のことですが、ある新1年生の親御さんが話の中で曰く、「この園の卒園生は学校でよその子と違う。」
「どこが?」の問いに、「ここの子は、自分の頭で考えて行動する。」
指示待ちでなく自分で考え動く;これから生きてゆく上で一番大事なこと。
日々の遊びと生活を通して身につけてくれていたのだ、と本当に嬉しかったです。
以前、‘分刻みのスケジュールでいろいろ教えてくれる’人気園から越して来た5歳児がいました。
「次なにするの?」の連発で動けず、同輩児とは遊べず、社会性は3歳並み、・・。戸惑いつつ次第に動き出し、
前は登園拒否のトイレ立てこもりもしたのが多少の熱では一日も休まず、
遊びも社会性も少しずつ伸びてゆきました。
日本社会は‘右へならえ’型を好む傾向が強いとされますが、それは下積み向きでリーダー向きではない。
先行き変化が読めない時代、生き抜く力をしっかり身につけて欲しいです。
■ 堀合先生 |
‘保育の神様’堀合文子先生が急逝されて半年余;4月、新学期前日、お電話で「また
お邪魔させて戴くわ」とおっしゃった数日後に倒れてそのまま。気にかけてくださったことども、
話されたことばの数々、少しも気取らず穏やかな話しぶりと共に 今も胸の奥底に
響きます。最後の弟子となった中堅教師は武者修行望みで残念ながら離れますが、蒔かれた
種は いつか・どこかで・必ず 実ることでしょう。
“子どもたちは毎年変わるから、こちらも変わらないといけない”---子どもの育つ力を信じ、
保育者もみずから磨きつづけ、まっすぐ全身全霊“無になって”向かう中で 一人一人の育ちが
実現する:捉え得た断片をことばにすると こうでしょうか。もっとしっかり見ておけば良かった、
もっとちゃんと伺っておけば良かった;悔いは消えませんが、各自なりの懸命の諒解・努力で
進み続けることが供養にも繋がると信じて、これからも参ります。見守っていてください。
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